24時間自動でFXトレードできるMT4(メタトレーダー4)のEA(エキスパートアドバイザー)を活用するには、ストップロスについてよく理解しておくべきです。ストップロスをしっかりおこなわないと、FXトレードで生き残ることは難しいです。
FXにおいて、ストップロス(損切り)とは、トレーダーが損失を抱えている状態で保有しているポジションを決済して損失を確定させることをいいます。損失が拡大しており、その後の回復が見込めない場合では、ストップロスを実行すべきです。そのまま保有し続けた場合、さらに損失が拡大する恐れがあるため、ストップロスをして損失額を確定させることで、そこで損失を食い止めます。また、ストップロスに似たロスカットという言葉もありますが、ストップロスは自分で設定して損失を確定させるので戦略的におこないますが、ロスカットは無理な取引を続けている状態をFX会社によって強制的に決済されることです。
ストップロスをどのように決めるかですが、自分が許容できる損失額で決めるのが妥当でしょう。例えば、「1回の取引で何%の損失額が出たら損切りする」という決め方です。最初からpips幅で決めるのではなく、損失額を決めてから、pips幅を決めると良いでしょう。
MT4でストップロスを設定するには、MT4を起動し、「新規注文」を選択します。新規注文ダイアログが表示されたら、「決済逆指値(S/L)」にストップロスの価格を入力し、「成行売り」を選択し完了です。ストップロスが100pipsを超えるようなEAでは一気に大きな損失が出るリスクがありますので十分注意してください。
なお、ストップロスの逆の考え方として、テイクプロフィット(利食い注文)をおこなうこともできます。テイクプロフィットは、「含み益が何pipsになったら利食いする」とあらかじめ決めておくことで利益を確定させます。